感動した | 渡辺やよいの楽園

渡辺やよいの楽園

小説家であり漫画家の渡辺やよい。
小説とエッセイを書き、レディコミを描き、母であり、妻であり、社長でもある大忙しの著者の日常を描いた身辺雑記をお楽しみください。

みかん


 昨日、夫とシアタークリエのこけら落としの三谷幸喜の芝居に行く。
 だが、「恐れを知らぬ川上音二郎一座」は、期待はずれだった。
 脇を固める戸田恵子、堺雅人、堺正章、浅野和之、今井朋彦、堀内敬子、阿南健治、小林隆、すべてがすばらしかっただけに、肝心の主役の二人、ユースケサンタマリアと常磐貴子の演技が浅すぎて、いまいち面白くなかった。
 なんでこの二人なわけって、感じ。
 夫と二人で、俺様芝居の得意な唐沢寿明と舞台のコメデイエンヌ才能抜群の沢口靖子もしくは斉藤由貴ならもっとかなり面白くなったろうに、と、残念がる。
 主役のキャストを代えて、細部をもう少しそぎ落として再演してほしい。
 などと夫と話しながら帰宅すると、留守番を頼んだ子どもたちはすでに就寝。
 我が家は寝る前に、猫を一室に集め、犬は玄関に繋ぐのだが、それをきっちりとしてあり、しかも夕飯のあと片付けもばっちり、食器はすでに食洗機のなかで洗い上がっていた。どうせ、だらだらテレビを見ながら夜更かししているだろうと思っていた私たちはびっくり、舞台より感動した。
 息子、やればできるじゃん!
 今朝は両親からベタホメで、息子、鼻高々。